« 鬼怒川&那珂川本流ヤマメも解禁延期です | トップページ | 雪中ドライブ「霧降高原~川治ダム」 »

2012年2月25日 (土)

解禁延期を契機に、釣り人も放射能について勉強していきましょう!

雪 お天道様も、暗いニュースで落ち込んでしまった釣り人の気分を察知したのでしょうか。宇都宮では、朝から湿った雪が降り続いています。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

  2012年2月24日、鬼怒川本流や支流、さらには、那珂川までもが解禁延期になってしまいました。

 私も含め、釣り人が、いくらキャッチアンドリリースを主張しても、それを確実に担保することができない状況では、行政は、解禁を延期せざるを得ないでしょう。

 残念なことですが、やむを得ません。

 今回、半減期2年の放射性セシウム134と、半減期30年の放射性セシウム137が、ほぼ同量降ったため、新たな飛散がなければ、5年後にはセシウム濃度が半減すると言われています。

  県の調査で、ヤマメから200ベクレル/kg程度が検出されたということを考えると、この措置は、今年だけではなく、少し長引く可能性も考えられます。

 釣りは、魚に対して、釣り上げて殺してしまう捕獲圧を与えてしまいますが、釣り人を楽しませてくれることはもちろん、釣り人の釣り具店で道具やエサの購入や現地訪問・宿泊等による経済効果など、様々な効果があります。

 このまま解禁延期が長引くと、様々な分野に影響が出てくることになりそうです。

 一方、今日(2/25)の下野新聞には、「塩原漁協は、箒川上流のフライ&ルアーの解禁は延期するものの、4月1日には解禁する」との記事が掲載されていました。

 釣りを再開していくためには、「いかに確実にキャッチ&リリースを徹底できるか」が鍵になってきそうです。

 この場合、完全なリリースを徹底するためには、漁協による監視だけではなく、釣り人側にも責任と覚悟が必要になってきます。

 ちょっと考えただけでも、魚を痛めやすい釣り、つまりは、「魚に飲み込まれやすい餌釣りや、ミッジなどの極小フライ、小型ルアーやワームの禁止。バーブレス・フックの義務化」などが上げられます。

 また、この状況を少し前向きに捉えて、他の方がおっしゃっているように、栃木県内を「期間限定の全河川C&R」にしてしまって、「スポーツフィッシング天国・栃木」にしてしまうこともありかもしれません。

 今後、いろいろな動きが出てくるでしょうから、しばらく議論の推移を見守りたいと思います。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

 この話題についていくためには、私も含めた釣り人も、放射能の基本について知っておく必要があるのではないでしょうか。

 様々な情報が溢れていますが、勉強し始めた私から、最初の一歩に相応しい資料を紹介させていただきます。

 文部科学省の放射線等に関する副読本高等学校教師用解説書(http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1314251.htm)です。

 放射能は新たに遭遇するものではなく、すでに私たちは、自然界に存在する放射性カリウム40や炭素14などから出される放射能に囲まれて生活していること(ポテトチップス400ベクレル/kg、干しコンブ2,000ベクレル/kg、医療被ばく2.25シーベルト/年)、成人の体内には7000べクレルの放射性物質が存在していることなど、基本的なことが分かりやすく書かれています。

  もし、高等学校用が難しいと感じたら、小学校や中学校用の資料http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1314125.htm)も参考にしてみてください。

  それから、県内の放射能セシウムの分布状況を把握することも重要です。これは以前、紹介した文部科学省放射線量等分布マップ拡大サイトhttp://ramap.jaea.go.jp/map/)がお薦めです。

  ちなみに、よっしーは、栃木県内の放射能の状況については、あまり心配していません。

 解禁が延期されなければ、県内河川に普通に釣りに行って、自然を満喫したいくらいです。また、この程度のセシウム濃度なら、例え食べたとしても、健康には全く問題ないと考えています。

 栄養が偏ってしまったり、精神的に不安定になることの方が問題です。

 唯一、心配なのは、釣りができない精神的な苦痛だけ。しばらく我慢するしかありませんねcoldsweats01

 何はともあれ、一歩ずつ前に進んでいくためには、釣り人一人一人が基本的なことから理解を深めていくことが大事です。まずは、釣り人みんなで放射能について勉強していきましょう sign01

 また、釈迦に説法かもしれませんが、釣り関係者(漁協や釣具店など)も、しっかり勉強していただきたいと思います。釣り人は、漁協や釣具店に問いあわせすることが一番多いですから。よろしくお願いしまーーす happy01 

|

« 鬼怒川&那珂川本流ヤマメも解禁延期です | トップページ | 雪中ドライブ「霧降高原~川治ダム」 »

99  放射能問題」カテゴリの記事

コメント

元栃木在住だったフライマンです。北海道の鱒に魅せられて去年移住したフライマンです。栃木の仲間達の苦悩、人事とは思えず何か良いてだてはないかと悩んでいます。検索ですぐに掛かりましたので、注目されていますか頑張ってください。北の大地から応援しています。

投稿: goose | 2012年2月25日 (土) 19時43分

>gooseさん

 アングラー憧れの北海道に引っ越されたんですか。いいですねーーー(^_^)

 御心配されているとおり、栃木では、今回の件で、いつ釣りができるのか分からず、不安に思っている方が多いはずです。

 実は、これは、栃木県だけの問題ではなく、福島県、宮城県、茨城県、群馬県でも同様の動きが出てくるのではないかと思っています。

 それでも挫けず、少しでも前向きに考え、またもとのフィールドが戻ることを祈って、地道に頑張っていくつもりですので、今後の行方を北海道から見守っていてください。

投稿: よっしー→gooseさん | 2012年2月25日 (土) 21時01分

意図的にこの問題を避けるアングラーが多いなか冷静に分析されていてとてもためになる記事でした。

ただ単に危険だとか、根拠もなく安全だと信じるのではなく、なぜ心配する必要がないのか、どの辺で心配をする必要があるかというアプローチは面倒くさがらずにしなければなりませんね。

投稿: 番人 | 2012年2月26日 (日) 14時00分

>番人さん

 コメント、どうもありがとうございます。

 私は、「放射能は正しく怖がる」というスタンスが大事であって、番人さんがおっしゃるとおり「なぜ心配する必要がないのか、どの辺で心配をする必要があるか」ということを地道に勉強して、理解していくことが不可欠だと考えています。

 私自身@少しずつ勉強を始めていまして、咀嚼できたものから、ブログで紹介していく予定です。

 何か気がついたことがあれば、またコメントしていただけたらと思います。

投稿: よっしー→番人さん | 2012年2月26日 (日) 17時47分

お晩です!!
大変わかりやすい資料だと思います。
ネットで検索するといろんな事が見えてきます。
ただ自分なりの解釈になってしまう事が怖いですが・・・

ま~それも勉強ですが(笑

これからも楽しみにしてます。

投稿: gijie.angler | 2012年2月26日 (日) 21時21分

>gijie.anglerさん

 こんばんは。

 これは、高校生向けということで、分かりやすく、よくできた資料ですよね。

あまり専門的なものは私も苦手なので、なるべく簡単な資料を紹介していきたいと思います。

しかし、いまさらながらですが、釣りができないのは、辛いですねーー(^_^;)

投稿: よっしー→gijie.anglerさん | 2012年2月26日 (日) 22時29分

初めましてかーんと言います。鬼怒川、日光のフライマンです。
いつも楽しく読ませていただいています。
「期間限定の全河川C&R」大賛成です。
燻製をする身としてはとても残念な事ですが、去年は止められているにもかかわらず、大丈夫と言って孫や小さい子供に山菜や釣ってきた魚を振る舞うお年寄りが沢山いた事に驚愕しました。
これからの川は、山の土砂や植物のなどに着いた放射性物質が集まり、濃くなって行く一方だと思います。
釣り人も高齢化しているため、老い先短いからと言ってエゴで解禁してしまう事を心配しています。さらにそれよりも検査を拒否して、検査していない>検査していないから禁止されなかった>だから釣りをしてもいい。となってしまう事を懸念しています。
一生つきあわなければならない問題ですから、対策をして周知をしてから解禁すべきだと思います。
これからもブログを楽しみにしています。

投稿: かーん | 2012年2月26日 (日) 23時02分

>かーんさん

 こんばんは。

 農地は耕したりすることによって、放射能の濃度を下げることができますが、森林はそれができません。

 山々の除染は、現実的不可能ではないでしょうか。

 となると、そこから流れてくる河川は、もろに影響を受けてしまい、かーんさんがおしゃるように、長い付き合いになってしまう訳です。

 解禁延期も、ただ悲観的になるのではなく、釣り人は我慢すべきはして、できることを頑張って、少しでも前向きに、議論が進んでいくことを期待しています。

 これから、いろいろと情報交換していきましょうhappy01

投稿: よっしー→かーんさん | 2012年2月26日 (日) 23時47分

よっしーさんご無沙汰です。ここんところ忙しくてブログから遠ざかっていました。

本来の自然の息吹を守るためのキャッチ・アンド・リリースが、放射能汚染基準値オーバーとのデータが出てしまったトラウトを食さないようリリースしなさいという意味での規制区域を設けなければならないなんて本当に残念ですね。
以前からリリース派であるよっしーさんに、私はまだ獲物(game)として見ていることから、最低、最初の一尾とその日のビッグサイズ一尾を持ち帰ることをお話した記憶があるのですが、先日ほんとに偶然に合わせたチャンネルで「BBC EARTH グレート・ネイチャーサケの大遡上」というのを放送していました。DVDも発売されているようですが必見です!

北米の大河川でのサケと熊の死闘シーンの連続で、熊の爪から逃れてやっと生まれ故郷の浅瀬にたどり着く頃は魚体もボロボロになってその生還率0.4%とのことでした。これを見たときに、さけの遡上ドラマのあまりの悲しさに、よっしーさんのリリース主義に深く同感したしだいです。
でも、やっぱり釣れたら2尾は持ち帰るかなー・・・アレ?

投稿: HANAMANKAI | 2012年3月 2日 (金) 23時56分

>HANAMANKAIさん

 キャッチ&リリースは、あくまでその人、その人の考えによるもので、押しつけではありません。

 ちなみに、参考までに、私のことを紹介すると・・・、私は、「海の魚」を食べるのは大好きです。

 愛媛に住んでいたこともあって、タイ、ふぐ、ひらめ、オコゼ、ハギ、サヨリの刺身が大好きです。関アジ、関サバの刺身なんていうのもいいですね(^_^)

 これらの魚に比べると、淡水の魚は、味が落ちるというのもあって、私は、「自然の中で釣りを楽しむ」ことをメインにしています。

 川魚は、海の魚と違って、増殖率が低くて、釣りによる捕獲圧が高いことも理由の一つです。

 自然の中で、末永く釣りを楽しむために、リリースしているのです。

投稿: よっしー→HANAMANKAIさん | 2012年3月 3日 (土) 09時10分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/135292/54070412

この記事へのトラックバック一覧です: 解禁延期を契機に、釣り人も放射能について勉強していきましょう!:

« 鬼怒川&那珂川本流ヤマメも解禁延期です | トップページ | 雪中ドライブ「霧降高原~川治ダム」 »