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イモリ飼育のポイント~3年間の飼育を踏まえて~

 よっしー宅に住み続けて3年になるイモリの雌2匹(https://yosshy.cocolog-nifty.com/weblog/2005/11/post_f8dc.html

  1匹は、2004年6月に、またもう一匹は、2005年6月に宇都宮市内の山沿いの水田の用水路で、当時小学6年生だった息子が採ってきたものです。

 

 息子が飼育担当なのですが、最近、さっぱり面倒を見なくなり、餌やりはもっぱら私か妻(^_^;)。

 

イモリ(2007年5月) 何回か息子に「面倒みられないなら、そろそろ、元のところに帰してあげたら?」と言うこと度々。

 

 2007年5月下旬、ついに息子が観念して、元の場所にイモリを放してきました。

 

 恵まれた環境でちょっと太めになった2匹のイモリ。元気に用水路の水中に泳いでいきました。

 

 ほぼ3年間、イモリを飼育してきた経験を踏まえて、「イモリ飼育のポイント」をまとめてみました。

 

イモリ(2007年5月) 【イモリ飼育のポイント】

 

◆ 水槽(縦30㎝×横×45㎝×高さ30㎝)に金魚用の砂利を敷いて、中に割れた植木鉢、水は2/3程。これにエアーポンプ(フィルター付の簡易タイプ)。最初の頃は、水草も入れてましたが、枯れて水が汚れるのでやめました。

 

◆ 日陰で直射日光が当たらない室内に水槽を置きます。水温は、室温と同じ。

 

◆ 餌は、ペットショップで売っているカメ用の固形の餌「テトラレプトミン」。


 長期飼育のコツは、テトラレプトミンを食べるように馴らすこと。イモリの個体によっては、生き餌しか食べないものもいるそうですが、そうなってしまうと、水も汚れますし、生き餌の準備等、いろいろと面倒なことになります。

 

 最初は、水面に浮くテトラレプトミンを割り箸でツンツン突っ付いて、生きているような雰囲気を出して、一粒ずつ与えてました。 そうしているうちに、徐々に固形餌に馴れていき、最近は、テトラレプトミンを10~15粒程、水面にバラ撒いておけば、勝手に食べるようにまでになってました。

 

 最初の1年間は、テトラレプトミン以外に、時々、乾燥イトミミズやミルワームも与えていたのですが、水が汚れるのが嫌で、2年目頃からは、テトラレプトミン・オンリー。

 

 ちなみに、他のホームページには、レバー、オタマジャクシ、ミミズを与える方法も載ってました。 餌を与える頻度は、通常は週1~2回。冬場は2週間に1回程度。

 

 餌は与えれば、与えただけよく食べます。面白くて与え続けていたら、メタボリック・イモリになってしまい、慌てて餌を控えたこともありました。

 水が汚れず、かつイモリが太り過ぎない程度がいいでしょう。

 

◆ 雌2匹を同じ水槽で飼育していて問題だったのは、餌を与えた時、どういう訳か、最初に食べ始めたイモリの手足や尻尾をもう一匹が噛みついて邪魔すること。


 噛みついても傷が付く訳ではありませんが、かなりの戦いになってました(^_^;)。餌だと思って、反応してしまっているのでしょうか。

 

 餌(水面に浮いている)を与える場所を広範囲にして、二匹が近づかないようにしてましたが、それでも十分ではなく、ケンカが酷い時は、一匹をネットをすくっておいて、他の一匹に餌を与えて、一通り食べたら交代するというようなこともやってました。

 

◆ 水の交換は、4~5ケ月に1回程。水槽の清掃を兼ねて、全ての水を一気に入れ換える方法.水道水には塩素が入っているので、カルキヌキ(ペットショップで販売)を4粒程入れて、よくかき混ぜてから、イモリを水中に放してました。

 

◆ イモリを長生きさせるためには、冬眠させるといいらしいのですが、うちの場合は、ずっーと、水中で飼育してました。

◆ イモリの寿命は、20年以上もあって長生きするそうです。長生きする生き物らしく、餌を食べる時以外、普段は本当にのんびりしています。

 人間もこういう生活をしていると長生きできるのかもしれませんね(^_^;)

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22◆ とちぎの山登り&自然」カテゴリの記事

コメント

>名無しさん

 自然に囲まれた田舎でよくある、生き物好きの親子の行動ではありますが、自然保護的な観点から見れば、いいこととは言えないですね。

投稿: よっしー→名無しさん | 2022年1月27日 (木) 21時41分

人工餌与えたり、2年経ってから野生に返すとか、無責任すぎませんか?

投稿: 名無し | 2022年1月27日 (木) 12時32分

>なうちさん

 こんばんは。

 釣りをはじめ、自然の中にいるだけで、よっしーは、幸せになります。

 是非、なうちさんも、息子さん共々、アウトドア・ライフを満喫して、楽しんでくださいね。

 

投稿: よっしー-なうちさん | 2011年12月 9日 (金) 22時00分

ありがとうございます^^
色んな方法試してみます
釣りもされるんですね
私も釣り好きです^^

女ひとりでわ恥ずかしので
無理やり息子を連れて行ってます

又ブログのぞかせてもらいますね
コメントありがとうございました

投稿: なうち | 2011年12月 9日 (金) 00時17分

>なっちさん

 こんばんは。

 私の場合、メス2匹でしたので、餌やりの時だけ注意していれば良かったのですが、雄雌となると、ちょっと様子が違うのかもしれません。

 なっちさんがやられているように、別の水槽で飼育されるのかベストではないでしょうか。

 あとは、来年春に、交尾させると、産卵する可能性があるので、楽しめると思います。

 大事に飼育してくださいね。

投稿: よっしー-なっちさん | 2011年12月 7日 (水) 21時50分

はじめまして
こんばんわ(●^^)
2日前にイモちやんを2匹飼いました
今朝えさを食べていた1匹に
もう1匹が噛み付いてしまい
慌てて別々の水槽に移しかえました

同じ事が書かれてあったのでコメしました
怖くて同じ水槽に入れられません
喰い殺されるのでわ
多分 オスメスだと思うのですが

投稿: なぅち | 2011年12月 7日 (水) 19時35分

>かおるママさん

 こんばんは。

 昆虫などは、飼育していると、長生きしたり、あっけなく死んだりすることがあって、こういう子供の時の経験を通して、「命」や「自然」の大事さが分かっていくのではないでしょうか。

 私も子供たちに、いろいろな生き物を飼ったり、飼わせてみたりしてきました。

 長男(高3)や長女(高1)は、多少なりとも、自然や生き物の大事さを感じとってくれていると思っています。

 先日、熊田千佳慕さんの絵を見る機会があり、とても素晴らしい絵だなーーと感心していたところです。

 せっかく教えていただいたので、私も、高崎市立美術館、行ってみようかなーーー(^_^)

投稿: よっしー→かおるママさん | 2011年5月25日 (水) 23時20分

早速のご返事ありがとうございます。
我が子は中2と小6の男の子ですが、生き物に対して逃がしてあげるという優しさは、ミヤマクワガタを捕るということで、勉強させられたことがたくさんあります。
ほんとに、ほんとに苦労しました。ですが、その反面にある弱さや、まちがって扱えば、あっけなく死んでしまう事など感じ取ってくれたと思います。子供なりにいい経験ができたと思います。結局、ミヤマクワガタも逃がしてあげましたが子供達の顔はとても穏やかでした。最近は、熊田千佳慕という生き物を描く画家の作品展に高崎市美術館へ行きました。とても良かったです。野生のイモリちゃん、週末に探しに行ってみますね!

投稿: | 2011年5月25日 (水) 00時18分

>かおるママさん

 こんばんは。

 さて、イモリの生息場所ですが、他言すると、いろいろな方に知れ渡ってしまって、業者のような方が根こそぎ採り尽くしてしまうようなことが起きるので、残念ながら詳細をお伝えすることはできません。

 一般的なヒントを与えるとすれば、山沿いの水田で、水のきれいな用水が流れている、コンクリート護岸でない用水路には、密度にバラつきはありますが、ほぼ間違いなく生息しています。

 宇都宮では、ちょっと車を走らせれば、そのようなところはすぐに見つかると思いますので、地図片手に、いろいろなところを探してみてください。

 きっと、こんなところで?と思われるような、本当に何気ない環境で、逞しく命をつないでいるイモリ達に出会うことができるでしょう。

 イモリ飼育を通じて、お子さん達が、自然の素晴らしさを実感できる感性を養ってくれることを期待しています。

 また、宇都宮は自然が豊かですから、イモリに限らず、様々な自然の生き物を触れ合うことができますので、これを機会に、いろいろな生き物探しにもチャレンジしてみてくださいね。

投稿: よっしー→かおるママさん | 2011年5月23日 (月) 22時31分

こんばんは。宇都宮市に在住の2児の母です。我が家でも2年前からアカハライモリをペットショップにて購入して、本当に大切に育てています。
よっしーさんのブログを子供達と拝見して、とても自然を大切にする方だと感じました。

野生のアカハライモリをぜひ見てみたいのです。もちろん観察ができましたならば、必ず元の場所に返します。子供達にも、今までも観察して逃がしてあげるやさしさを教えてきました。ヒントでも、かまいませんのでどの辺で観察できるのでしょうか・・?おしえてください。宜しくお願いします。

投稿: かおるママ | 2011年5月23日 (月) 00時52分

>けんじさん

 ここ宇都宮では、イモリって、ちょっと田舎に行けば見つけることができるので、気軽に触れ合っていましたが、もう少し丁寧に扱うべきでした。

 確かに病気の心配もありますね。気をつけたいと思います。

投稿: よっしー-けんじさん | 2008年12月30日 (火) 18時15分

いもりを手にもつときは、手を氷で冷やしたりしてからではないと、人間の体温はいもりにとっては熱いのでよくないです。

それと、一度家で飼った動物をまた自然に返すという行為は、そこに住んでいる他のいもりたちにもよくないです。(病気などをもっている可能性があるので)捕まえてきたものは最後まで責任をもって飼うべきです。

投稿: けんじ | 2008年12月30日 (火) 09時44分

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