那珂川のサケの遡上数はすごい!
地元の下野新聞にも紹介されていましたが、近年、那珂川に遡上するサケの数が増えているそうです。
友人からも、「那珂川に、たくさんのサケが遡上している」との情報もあり、2007年12月2日(日)の午後、那珂川町(旧馬頭町)に様子を見に行ってきました。
川原に降りると、浅瀬にサケの死骸多数。本当に凄い数。すでにカラスなどに食べられてしまい、骨だけになっているものもあります。
腐敗臭にちょっと気分が悪くなりますが、生きているものはいないか、水辺を探すと、いました、いました。
浅瀬の緩やかなところ。ヒレはボロボロになっています。かろうじて姿勢を保っているって感じ。どこまで行って、どんな苦難を乗り越え、帰ってきたのか分かりませんが、3年ぶりの故郷・那珂川に戻ってきたサケに、思わず「長旅、御苦労さん」と声をかけてしまいました。
こちらのサケは、私が来た時は、ヨタヨタ泳いでいましたが、帰る時には昇天。
無事、子孫は残せたのでしょうか。
浅瀬を歩いていると、流れの中に、白っぽくなったサケの姿がチラホラ。時々、元気なやつが、足音に驚き、バシャバシャ、バシャバシャと浅瀬を泳ぐ音が川原に響きます。
那珂川の畔に腰掛け、これだけたくさんのサケ、何かに活用できないか考えてしまいました。
「遡上してきたサケの味は、それほどよくない」となると、やはり「釣り(有効利用調査という名目のサーモン・フィッシング)」なのか。しかし、那珂川の場合、「サーモンフィッシング」は地域活性化に役立つのでしょうか。
妙案は浮かびませんが、これだけ遡上するサケという地域資源を利用しないというのも、もったいないと思うのは私だけではないと思います。
それとも、このまま、そっとしておく方がいいのか。うーーん・・・。
川原に累々と横たわるサケの死骸は、何かを訴えているように思えました。
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