正月の那珂川散策 ~遡上してきたサケのその後~
2008年1月3日(木)、最後の正月休み。
子供達は、冬休みの宿題の書き初め。
ぶらり一人でドライブすることに・・・。
行き先は「那珂川」。先月(2007年12月)見た遡上してきたサケが、その後どうなっているか気になっていました。
水辺にサケの死骸がありますが、その数は12月より、だいぶ減っています。
河原を歩いてみると、緩やかな瀬に、体が白っぽくなって動きが鈍くなったサケ2匹を発見。
さすがに生きているサケも減ってきています。
他のポイントはどうなっているか、下流の那須烏山市(旧烏山町)に移動してみても状況は同じ。
河原に転がっているサケの死骸の大半は、骨と皮だけで、身がきれいになくなっているのです。
何物かに食べられているようです。
「犯人は誰か」なんて考えながら歩いていると、山の中腹から、無数の鳥が飛び立つのが目に入りました。
トビの大群。
動物や魚の死骸を食べるトビにとって、サケの亡骸は御馳走に違いありません。
おそらく、トビ以外にも、カラスや小動物達も、サケを食べているのではないでしょうか。
那珂川に遡上してきて産卵を終えたサケは、少しも無駄になることなく、食物連鎖の中に組み込まれていたんですね。
先月、「このサケを地域資源として利用しないのは、もったいないのではないか」なんて書きましたが、それは、人間(よっしー)の勝手な考え。
下手に利用なんてことは考えず、このまま自然に任せて、そってとしておくことが一番いいのかもしれません。
帰り際、キャラッ、キャラッという鳴き声とともに、水面を一直線に飛ぶヤマセミ。
那珂川の自然が豊かな証です。
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コメント
>はるかさん
那珂川のサケの遡上数は、かなり増えているそうですが、釣りは、地元の人だけに許可されていて、一般の人は、釣ることができません。
ちなみに、栃木県まで遡上してくるサケは、荒川とは違って、かなり内陸まで遡上してくるものなので、あまり美味しくないそうです。
そんな訳で、一般の方に釣りが許可されない状況にもなっているようですが、このまま、そっとしておいた方がいいのかもしれないと思っています。
荒川のサケも、遡上はほぼ終了したようですね。そろそろ、サクラマスが遡上してくる頃ですね。
先月、荒川に行ったことが懐かしく思えてくる今日この頃です(^_^)。
投稿: よっしー>はるかさん | 2008年1月12日 (土) 05時48分
こんばんは。
昨年の12月、川へ出かけるとトビやカラスをよく見かけるようになりました。11月よりずっと数が増えていて、鮭を食べに集まるのだと聞きました。すごく近い距離でトビを見たのは初体験でした。
無関心だった身近にある自然、もっともっと注目したいです。そして大切にしたいと思いました。
投稿: はるか | 2008年1月11日 (金) 22時12分