なぜ釣りをするのか?
2009年5月5日で、よっしーがルアーフィッシングを始めてから丸4年が経ちました。
この間、「山あり、谷あり」というより、「谷あり、谷あり」の連続です。
特に、今年からは、釣れる可能性が高い、渓流や里川に全く行かず、鬼怒川&那珂川本流と湖(中禅寺湖、丸沼等)ばかりなので、その傾向が顕著になり、「釣れない、釣りブログ」の様相を呈してきています(^_^;)。
それにも関わらず、なぜ釣りをするのでしょう。
「いつ釣れるか分からないドキドキ感を味わうことができる」、「例え釣れなくても、釣れなかったというデータ蓄積に役立つ」、「自然の中に浸っている時間が好き」・・・etc。
自分で考えると、表現力もボキャブラリーも乏しく、この程度しか、浮かんできませんせんが、ここで、釣り関係の有名な本「釣人物語~緑の水平線~(林房夫著)」から、ちょっと気になるところを引用してみたいと思います。
~~~引用開始~~~~
◆ まるで釣れない日がかさなると、なんだかつまらない。こんなバカみたいなことで苦労するよりも、陸の上にはもっと手っとり早くて面白い遊びがいくらでもあるさということになって、さっさと竿をなげだし、パチンコやマージャンに行ってしまう人が多いのです。
釣りはだれにでもやれる遊びだが、案外長続きしないもので、途中でやめてしまう人が多い。結局、釣師として残るのは、心に影と傷のあるものばかり(P62-P63)。
◆ 釣師というやつは、見たところ、楽しそうで、のんきそうだが、実はみんなさびしいんだ。みんな脱走者で脱獄者なんだ。
仕事から、世間から、家庭から、自分自身から脱出しようとあがきながら、結局脱出できないことを知って、瞬間の脱獄気分だけを楽しんでいる囚人なんだ。みんな心の中に傷をもっている。しかも、その傷が何の傷だか、自分では知らないんだ(P61-P62、※ このフレーズは有名で、開高健さんの写真集「オーパ、オーパ(アラスカ至上篇)」の冒頭にも引用されています)。
◆ 釣りは、子供と原始人の遊びだという説もある(P63)。
◆ 海へ出たり、渓谷をわたったりしていると、世間の栄達を願わなくなり、金取り仕事がいやになってくる。と言って、金と暇があって、何ひとつ不自由のない人というものは、またふしぎに釣り好きでない。釣り好きというものは、いそがしい生活をしながら、自然への愛慕をわすれぬ人に多い。釣りの心境は要するに静寂な自然への復帰だ。
「自然への復帰」という言葉もわるくないが、「自然への逃亡」という言葉を使いたい。「無我と忘我への自発的捕虜」と言ったら、もっと感じが出るかもしれない(P88)。
◆ 趣味の釣りは自由に、気楽にやるべきで、結果に重きをおくよりも、雰囲気を楽しむという楽しみかたが良い。釣れないより、釣れるほうがうれしいに違いないが、釣れなくても釣りは楽しいと思う。
釣りが下手になろうが、根気がなくなろうが、その夢が消えてしまわないかぎり、はたの人はどう言おうが、思おうが、わたくしは釣りを楽しんでいられる(P254)。
◆ 人はもちろん、魚も竿も、糸も、健康も、まして魚族の保護や釣道の振興などすべてを忘れて自然と一体となるところにも、釣の本来の境地とその楽しみがあるのではないか(P255)。
~~~引用終了~~~~
久しぶりに読み返してみたら、「心に影と傷」、「脱走者で脱獄者」、「自然への逃亡」、「自然と一体」などのキーワードに、なるほど、なるほどと、頷くことしきり。
どれも今のよっしーにピッタリ当てはまっていて、「なぜ釣りをするのか」、内面的にも自覚できるようになりました(^_^;)。
ただ、「自然への逃亡」は、今風に柔らかく表現すれば、「癒し」と言い換えることもできるかもしれませんね(やっぱり、逃亡の方がピッタリか?)。
みなさんは、いかがでしょうか?
ルアーフィッシング歴もいよいよ5年目に入りますが、これからも、思う存分、釣りを楽しんでいきたいと思います。
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コメント
>マンスールさん
本、見つかってよかったですね(なるほど、図書館という手もありましたね)。
先程、読む時の参考になるように、記事にページ数を追加しておきました。
小説のストーリーの中に、釣り話が出てくる内容なので、じっくり楽しみながら読んでみてください。
経歴、似てますね(^_^)。
私は、小学生時代から中学時代まで鬼怒川で雑魚釣りしたり、父親が釣れていってくれた渓流でヤマメを釣ったりしていました。
4年前、小学生の息子と行った湯ノ湖で、息子がミノーでブルックを釣ったのがきっかけで、父親である私の方が、ルアーフィッシングにどっぷりはまって、今に至ります。
お互い原点回帰って感じのようですね(^_^;)。
投稿: よっしー→マンスールさん | 2009年5月 6日 (水) 16時23分
返信に感謝します
本は市の図書館で発見し,
早速借りだしてきました
これから読みます
旧今市市内の大谷川と鬼怒川に,
夕方に時間を見つけてでかけています
ごくたまに,近隣に遠征します
(男鹿,湯ノ湖など,シーズン一度くらい)
年代だけでなく,経歴も似ております
中学以来の釣りを,
ルアーから再開したのが4年ほど前
まぐれで鬼怒川の尺オーバーを釣って
一段落したので,
いまはフライに取り組んでいます
フライは2シーズン目
やっとライントラブルなしに,
かつ,あわせ方が少し分かってきたところです
連休は混雑しているので,
せまーい田川で,フライを練習してました
フライ作製は,今後の楽しみでまだやっていませんw
本を読んだら,また感想を送りたいと思います
投稿: マンスール | 2009年5月 5日 (火) 23時54分
>マンスールさん
こんばんわ。
いつも御覧になっていただき、ありがとうございます。
マンスールさんは、日光にお住まいなんですか。
大谷川、鬼怒川、さらには、中禅寺湖等の湖にも近くて、最高のロケーションですね。
おっしゃる通り、釣りに行くまでの道具の準備なども楽しみの一つで、私も大好きです。
また、「このコンディションなら、明日の早朝は確実に大物が釣れる」なんてことになると、準備に余念がなくなるのはもちろん、40歳半ばにも関わらず、夜も眠れなくなること度々です(^_^;)。
マンスールさんがおしゃってくれているとおり、これからもマイペースで続けていきたいと思います。
それと、引用した「釣人物語~緑の水平線~(林房夫著)」ですが、昭和53年初版発行の古書なので、ヤフオクで探されるか、東京神田神保町の「鳥海書房」(〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-3 神田古書センター3F、電話03-3264-4450、fax03-3264-4450、http://www9.ocn.ne.jp/~toriumi/)に問い合わせたりして探してみてください。
鳥海書房は、神田の古書店の中で、最も釣り関係書籍が充実していることで有名で、よっしーは、東京に出かけた時は、なるべく寄るようにしています。
投稿: よっしー→マンスールさん | 2009年5月 5日 (火) 20時50分
いつも拝見してます.日光在住で,適度に暇を見つけては,大谷川と鬼怒川に出かけ,生活にリズムと彩りをつけています.もちろん釣れた方が楽しいですが,それ以外のすべて(でかける準備作業,わくわくする気持ち,道具の製作,天気に一喜一憂など)が気に入りっており,釣りに出かけています.ブログ更新,無理せずマイペースでお続け下さい.楽しみにしております.この本は知りませんでした,読んでみます
投稿: マンスール | 2009年5月 5日 (火) 12時44分