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2009年木戸川サーモン釣行(2009/11/21)★

【日時】 2009年11月21日(土)、7時~14時

【場所】 木戸川(福島県楢葉町)

【天候】 晴

【風】 正午前から、強い西風。

【釣果】 サーモン1匹(シロサケ(チャムサーモン)、雌、70cm、3kg)

【タックル】 ベイトタックル
○ロッド : アブ・ガルシア ホーネットスティンガー HSC-682MH
○リール : アブ・ガルシア アンバサダー5601c4
○ライン : 国産ナイロンライン16lb
○ルアー : スプーン[忠さんのBite(バイト)、緑・銀、18g]。
 ※ サーモン用YSクランク(60mm、18g、ヘビーシンキング)&(60mm、14g、スローシンキング)では、残念ながら釣れず。


【レポート】

1 プロローグ

 2009年、請戸川に続く、2回目のサーモン・フィッシング(サケ有効利用調査)は木戸川です。

 木戸川は2007年の初参加以来、2度目のチャレンジになります。

 先週の請戸川(2009/11/14)では、増水&濁りで「オデコ」だったので、何としても釣りたいと意気込んで出かけました。

早朝の木戸川 2 木戸川サーモン・フィッシングの状況

 太平洋側の多くの河川でサケの遡上は、既にピークを過ぎていて、11月中旬以降、多くのブログやHPで、アングラーの苦戦が伝えられています。

 木戸川もこの例に漏れず、厳しい釣りが予想されます。


3 スタート直後


 午前7時、調査開始。最初は、上流の瀬に入りました。

 今年、サーモン用にハンドメイドで作った「YSクランク」で釣りたいので、ひたすら投げ続けます。

 時々、釣り人に驚いたサーモンが目の前を通り過ぎていくものの、YSクランクには反応せず。

4 スプーンに変更

 時間が経つにつれ、少しずつ周囲のルアーマンに、ヒットし始めました。

 釣ったルアーは、ほとんどが「スプーン+タコベイト」。やっぱり、クランクでは無理なのでしょうか。

 仕方なく、ルアーを「スプーン+タコベイト」に変更して、アップクロス、クロス、ダウンクロスと、投げ方、泳がせ方を変えながら、瀬の中を通していきます。

5 浅瀬のサーモン

 しばらくして、足元に1匹のサーモンがウロチョロしていることに気づきました。

 至近距離(2~3メートル)です。

調査の様子 「浅瀬にいるサーモンは釣れない」という考えからか、周りの釣り人も相手にしません。

 目の前のサーモンを釣るということ自体、ちょっとセコイ感じがして気が引けたのですが、この際、そんなことは言ってられません。

 以前読んだ本に、「河川に長く滞在したサーモンは、スレてしまって、なかなか口を使わなくなる。そんな時は、目の前でミノーやスプーンをしつこくユラユラ誘いながら定位させ続けると、我慢できなくなったサーモンが釣れる。しつこく攻めることが大事。」と書いてあったことを思い出し、やってみることにしました。

 スプーン+タコベイトを目の前に通してみたら、驚いて上流にヒューッと、泳いでいっちゃいました。

 しばらくして、サーモンが同じところに戻ってきてから、YSクランク、赤系や緑系のスプーンを目の前でユラユラさせてみても、驚く様子は変わらず。

木戸川釣行後に撮影したスプーン「忠さんのBite(バイト)、緑・銀、18g」  最後に取り出したのは、ノーマルなシルバー系のスプーン「忠さんのBite(バイト)、緑・銀、18g」。

 このスプーンを目の前で泳がせたところ、どういう訳か、驚くこともなく、逃げません。逆にじゃれ合っているようにも見えます。

 シルバー系のキラキラ&ユラユラには、拒否反応がないんですね。

 「よーーし、これだ!」と、何度も顔の近くを泳がせていたら、反転した瞬間に「ガブッ」とヒット!

 目の前でかかったので、走られることもなく、浅瀬に引き上げてランディング。

 フックはきれいに口にかかっていました。

 写真を撮ろうとした瞬間、バシャバシャ、おっとっとっと・・・・・、逃亡(^_^;)。

 ネットに入れておけばよかったと後悔しても後の祭です。

木戸川の河口 6 河口の様子

 釣り人は、ほとんど上流に集まっていて、下流には人っ子一人いません。

 おそらく、下流にサーモンはほとんどいないのでしょう。

 念のため河口を見に行くと、きれいな木戸川の水がとうとうと太平洋に注いでいるだけで、サーモンの姿はありません。遡上は終わっていました。


7 再び浅瀬のサーモン


木戸川サーモン(雌、70cm、3kg)(2009/11/21) 上流の瀬に戻ると、さっき逃亡したサーモンが、同じ浅瀬に戻っていました。

 ところで、なぜ同じサーモンと分かるのかと言うと、背びれの少し下の背中に、「白い斑点」があって、岸から見ていても、とても目立つので、簡単に識別できるのです。

 このサーモン、さっき釣られたショックはどこへやら。何事もなかったかのように、元気に泳いでいます。

 その姿を見ていたら、「同じサーモンが、同じ方法&スプーンで2度釣れるのか」という疑問が湧いてきました。

 面白そうなので、スプーン「忠さんのBite(バイト)、緑・銀、18g」を取り出して、目の前でユラユラ漂わせること5分。

木戸川サーモン(雌、70cm、3kg)(2009/11/21)  再びヒット!

 またしても、釣れちゃいました(^_^;)。

 今度は逃げられないよう注意しながら、浅瀬で記念撮影。

 「70cm、3kg、メスの木戸川サーモン」、フックもきっちり上顎にかかっています。

 この時期のサーモンとしては、ヒレの痛みもほとんどなく、きれいな部類に入るのではないでしょうか。

 豪快な釣りではありませんでしたが、「サーモンは、シルバー(スプーン)に驚かないこと」を発見したり、「同じ方法(シルバースプーンの目の前ユラユラ)で、同じサーモンを2度釣る」ことを経験できたりして、楽しい一時を過ごすことができました

木戸川サーモン(雌、70cm、3kg)(2009/11/21)
8 最後に、超大物?をゲット


 昼食(おいしい弁当とお汁が振る舞われます)の後は、傷んだサーモンへのスレがかりが1度あっただけ。

 午後1時30分、事務所前で適当にルアーを投げていたら、漁協の方が、岸際を狙ってスプーンを投げ始めました。

 強風に飛ばされ水中に沈んでいる「サーモンを入れるケース」を、ルアーを引っ掛けて取り出そうとしているのです。

 近付い行って「やってみましょうか」と言ってみると、

 漁協の方は、少し申し訳なさそうに、「サオが折れたりしたら大変だから、あまり無理しなくていいよ」。

 内心、「超強力ベイトタックルなので、このぐらいは、お茶の子さいさい」なんて思いながら、やってみたら、すぐにスプーンのフックが掛かって、ケースを引き上げることができました。
サケ直売所
 最後の最後に、超大物(サーモンを入れるケース)をゲットです(^_^;)。


9 エピローグ


  木戸川では、事務局の漁協の方々が親切に応対してくれるのはもちろん、休憩室が用意されていたり、釣りのガイドの方が参加者にいろいろとアドバイスしてくれたりします。

 初心者はじめ多くの方に調査に参加してもらえるよう、関係者が一生懸命頑張っているんですね。
お土産のイクラ(1,000円)
 帰りに、漁協のサケ直売所で、参加者に提供されるサーモンを引き取り、お土産としてイクラ(1,000円)も購入。

 家族に、とれたてのサケやイクラは大好評でした。

 来年も、是非、参加したいと思います。 

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14● サーモン・フィッシング(栃木・福島・新潟・茨城・富山)」カテゴリの記事

コメント

>釣り師さん

 こんばんわ。

 那珂川のサケ釣りは、いろいろな経緯や歴史があって、今の状況があるのでしょうけれど、他の河川の「サケ有効利用調査」の様子と比較してしまうと、必ずしも好ましい状況にあるとは思えないんですよねーー。

 かと言って、地域の方には親しまれているものですし・・・(^_^;)。

 さーて、これから、週末の「今シーズンラストの丸沼釣行」の準備に取りかかりたいと思います。

 寒さを吹っ飛ばすような釣果があるといいなーー。

投稿: よっしー→釣り師さん | 2009年11月24日 (火) 20時44分

よっしーさん、はじめまして。

那珂川の鮭ですが、こんなんでいいんですかね?増殖目的なんでしょうか?

投稿: 釣り師 | 2009年11月24日 (火) 11時40分

>gijie.anglerさん

 こんばんわ。

 リンク先から、gijie.anglerさんって分かっていましたので、大丈夫ですよ(^_^)。ココログのコメントは、題名を入れるところがありませんから、間違いやすいんですよね。

 木戸川では、苦労の末、辛うじて1匹でした(^_^;)。

 那珂川のサケの遡上は、「例年より早く遡上が始まり、遡上数が多い」と聞いています(私自身は、まだ見に行っていません)。

 那珂川のサケ釣りは、何度も見ていますが、gijie.anglerさんがおっしゃる通り、私もちょっと「???」って感じです。

投稿: よっしー→gijie.anglerさん | 2009年11月23日 (月) 21時44分

すみません・・・
投稿者お晩です!!に・・・
最近ボケボケです(笑

投稿: gijie.angler | 2009年11月23日 (月) 20時52分

>モッシーさん

 こんばんわ。

 サーモン・フィッシング、一度やったら、はまりますよねーー(^_^)。

 今回は、何とか粘っての「一匹」となりました。

 同じサーモンを2度釣ったというのは、面白かったです(サーモン・フィッシングって、魚をイライラさせて釣るという点からすると、ちょっとバス・フィィシングに似ています)。

 木戸川に続いて、12月中旬には、新潟県荒川が待っていますので、「ブラックサーモン・ゲット!」を目標に、頑張ってきたいと思います。

投稿: よっしー→モッシーさん | 2009年11月23日 (月) 20時10分

お晩です!!

天候・釣果にも恵まれ何よりです!!
逃げられた鮭が再びヒットするとは・・・
でも釣果は1匹・・・?
カジカは何度でも食ってきますよ(笑

先日那珂川を見てきましたが・・・
良いんですかね??
もう少し漁協も考えてくれませんかね・・・
ほとんどイクラ目当て見え見えで・・・

投稿: お晩です!! | 2009年11月23日 (月) 20時03分

よっしーさんこんばんわ。
遡上量は、毎年かなり違いがあるようですね。ピークがいつくるのか・・・応募したときからサーモンフィッシングがスタート。違う楽しみ方・・・どっぷりはまりました。おめでとうございました。

投稿: モッシー | 2009年11月23日 (月) 18時45分

>ocmagic2さん

 毎度のことながら、釣っている7時間が、あっと言う間に過ぎて行ってしまうので、やっている間は、疲れ麻痺状態です。

 家に帰ってきて、寝床に入った瞬間にどっときて、爆睡って感じです。

 ocmagic2さんの荒尾川の記事読みました。新たに始めたフライの方も絶好調のようですね。

 あれだけ立派なレインボーだと、相当いい手応えだったのではないでしょうか。

投稿: よっしー→ocmagic2さん | 2009年11月23日 (月) 09時15分

お疲れ様です。
釣れた時の疲れなんて良い疲れでしょうね。

投稿: ocmagic2 | 2009年11月23日 (月) 01時08分

>mi-streamさん

 こんばんは。

 木戸川では、フライマンも結構いらっしゃって、釣ってましたよ。

 宇都宮から北関東自動車道~常磐自動車道を使えば、木戸川が2時間ちょっと(片道200km)、請戸川が2時間30分(片道250km)です。

 また、新潟県荒川は、東北道~常磐道経由で、3時間ちょっと(片道315km)なので、いずれも、当日の朝早く出れば何とか間に合います(時間に余裕があって前泊できればベストです)。

 「落選それとも当選か、サケの遡上状況はどうか、調査日の天候や川の状態はどうか」、数々の試練を乗り越えて経験できる貴重なサーモン・フィッシング。

 渓流禁漁後のお楽しみとして、お薦めします。

 mi-streamさんも、来年申し込んで、「でっかい赤ゾンカー」でチャレンジしてみてくださいね。

 さーて、明日は、一日自由なので、mi-streamさんのように、キスデジを持って、ぶらぶら撮影散歩してきたいと思います。

投稿: よっしー→mi-streamさん | 2009年11月22日 (日) 21時12分

よっしーさん、こんばんは!
サーモン、おめでとうございます!
スプーンに分があったようですね。
最後に大物も(笑)釣れるエピソードもあって、楽しめたようですね。
来シーズンは応募してみようかな・・・

投稿: mi-stream | 2009年11月22日 (日) 16時47分

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