シロハラ in 井頭公園(栃木県真岡市)
2009年12月20日(日)、朝起きると、天気は晴れ。
寒いので、家の中で、しこしこ2010年用のハンドメイド・ミノー作りでもしようか、なんてことも考えましたが、こんな天気が良い時に、家の中にいるのは、精神衛生上よくありません。
自然が一番ということで、井頭公園(栃木県真岡市)に、バードウォッチングに出かけることにしました。 せっかくなので、野鳥の写真を撮ろうと、押し入れの奥から、レンズを引っ張り出してきました。
この時期の井頭公園の見どころは、池のカモ類と雑木林の冬鳥。
のんびり雑木林の中を散策したかったので、狙いを「大型ツグミ(アカハラ、シロハラ、トラツグミ)」に絞ります。
暗いところでの撮影、さらに機動力(重くない)が必要です。レンズは短めのキャノンNFD300F4Lをチョイス。
撮影システムは、「NFD300F4L」+「FD-EOSアダプター(近代インターナショナル)」+「キャノン EOS KISS DIGITAL」+三脚、焦点距離は、300mm(レンズ)×1.4(アダプター)×1.6(キスデジ)=約672mm。
絞り開放(F4)だとシャープさに欠けるので、1段絞ってF5.6(実絞りはアダプターを付けているため1段暗くなりF8)に固定、絞り優先AE、評価測光、ISO400での撮影です。
午前10時、井頭公園に到着。 鳥見亭で情報収集すると、大型ツグミ類で見られるのは、トラツグミとシロハラとのこと。アカハラは、今年は来ていないそうです。
池の水面のほとんどが氷に覆われていて、所々空いた水面にカモ達が固まっています。
人気のミコアイサを備えつけの望遠鏡で観察した後、水辺に出ると、相変わらず人懐っこいカルガモやオナガガモが迎えてくれました。
カモ類の観察はほどほどに、大型ツグミを探しに雑木林へ向かいます。 遊歩道を外れて、雑木林の中に入って行くと、小鳥の鳴き声が聞こえてきました。カラ類の混群です。
シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラ・・・。静かだった冬の雑木林が、一気に賑やかになります。
木陰でじっとしていると、目の前に木に、コゲラが1羽。慌ててシャッターを切りました。
コゲラは、せわしなく動くので、本当に撮影しずらい野鳥です。
20分ぐらい座っていたら、ルリビタキ(メス)も顔を出してくれました。
ルリビ(ルリビタキの略称)のメスは、派手さはないのですが、くりくりした目とかわいらしいシルエットで、バードウォッチャーの間でも人気で、よっしーも大好きです。
再び、遊歩道に戻って歩いていると、ジョギングの人に驚いて、飛び立つやや大きめの野鳥を発見。
双眼鏡で覗いてみると、今日のターゲットの「シロハラ」です。 遊歩道にあぐらをかいて、待っていると、目の前に降りてきて、餌をついばみ始めました。
渋い色合いと愛嬌のある眼、いいですねーー(^_^)v。
夢中でシャッターを押しますが、日陰でシャッタースピードが早く切れないせいもあって、なかなか思ったように撮れません。
念のために、20枚くらい撮影しておきました(家に戻ってパソコンで見たら、まずまずの写真が数枚撮れてました)。
時計を見ると、正午前。楽しい時間は、あっと言う間に過ぎていくんですよねーー。 お目当てのシロハラも撮影することができたので、引き上げることにしました。
しかし、寒くても、自然の中で、可愛く、きれいな野鳥を眺めていると、心が洗われるようで、本当に気持ちいいですね。
気軽に楽しめるバードウォッチングの楽しさ&素晴らしさを、改めて実感しました。
この冬、久しぶりにはまってみようと思います。
【観察した野鳥】
カイツブリ、カワウ、マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、ミコアイサ(池中心部でオス、メス、数羽)、キジバト、カワセミ(1羽)、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ルリビタキ(メス1)、シロハラ(1羽)、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、アトリ(※雑木林で10羽ほどの群れ.オス、メス両方観察)、シメ(1羽)、スズメ、ハシブトガラス
※ カモ類は真面目に見ていないので、見落としがあると思います。少なくともヒドリガモはいるはずです。
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