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2010年鬼怒川スーパーヤマメを振り返って

 2010年9月20日から、ホームグランドにしている鬼怒川本流(宇都宮地区)をはじめ、栃木県内の多くの河川・湖沼が禁漁になりました。

 今日は、「2010年鬼怒川本流ヤマメ釣行」を振り返ってみたいと思います。

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 よっしーが通っている鬼怒川本流のポイントは、主に佐貫頭首工の下流(上平橋)から岡本頭首工までの区間。

 雷雨などで一旦増水した後、減水しているささ濁りの朝マズメ(または夕マズメ)に、YSミノー(85㎜、14g、アユカラー、ヘビーシンキング)をベイトタックルで投げています。

 クロスに投げて、リーリングするのが基本で細かいテクニックはありません。せいぜい、時々ロッドを振って、大ぶりなトゥイッチを入れるぐらいです。

 2010年は、延べ14回通いました。

 鬼怒川本流のメインシーズンは6~7月。

2010年7月の早朝の鬼怒川(宇都宮地区)  基本的に増水した後しか行かないので、回数は自ずと限られます。

 月別の釣行回数は、「4月:1回、5月:1回、6月:1回、7月:10回、8月:1回」。

 今年の特徴は、7月上旬~中旬に雷雨が頻繁にあって、グッド・コンディションの日が続いたことです。

 これまでの経験からすれば、7月には、少なくとも2~4回はバイトが取れそうな雰囲気でしたが、実際は、7月11日のたった1回だけ

 その貴重な1回のバイトで、42cmのスーパーヤマメを釣ることができたのは本当ラッキーでした。

 釣ったルアーが自作したYSミノー(85mm、14g、アユ、製造番号155)だったので、嬉しさもひとしおです。

 その一方で、釣った喜び以上に、こんな恵まれたコンディションにも関わらず、たった1回しかバイトがなかったことが、ずっと気になっています

 ここからは、あくまでよっしーの推測です。

  もしかすると、「数年前と比べて、宇都宮地区の鬼怒川本流スーパーヤマメの個体数が減っている」のではないでしょうか。

 「ヤマメが減っている原因」として考えられることは、主に2つあります。

 1つ目は「プールの消滅」です。

 釣り人のプレッシャーやカワウの攻撃をかわし、安心してヤマメが棲息できるプール(深場.テトラが入っていれば最高です)が、中流域において、台風や河川工事の影響で大きく減っているのです。

 隠れ家がなくなれば、生存できる数も限られてきます。

 2つ目は「カワウ」。

 今年も50~100羽の群れを何度か目撃しています。

  このカワウのプレッシャーたるや相当なものでしょう。

  スーパー級に育つ前の25~35cmぐらいのヤマメの多くが餌食になっているはずです(もちろんアユやウグイも)。

 つまり、「安心して棲息できるプールがなくなり、これにカワウの捕食圧が加わって、鬼怒川中流域のスーパーヤマメの個体数が減っている」のではないかと考えています。

  間違った推測であってほしいんですけどねーーー(^_^;)。

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 いろいろ分析することも大事ですが、心配ばかりしていても、つまらなくなってくるので、ここはいつものポジティブシンキング。

 「ヤマメ達は、人間が考えている以上に、様々な困難を乗り越え、自然の中を逞しく生き抜いていくはず」と楽観的に考えることにしましょう。

 2011年も、釣りを通して、鬼怒川本流のヤマメ達を見守り続けていきまーーす。

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コメント

>デュークさん

 こんばんは。

 鬼怒川のカワウの件、テレビでやってましたか。

 私も、早朝、漁協やヤナの人が、川原でロケット花火を打ち上げて、カワウを追い払っているのを何度も目撃しています。

 早朝は、アユ師もほとんどいないので、ヤマメ狙いのルアーマンまたはフライマンが入っていないところには、ほぼ必ず「カワウ」がいて、大物顔で泳いでいます。

 カワウが入った後は、ヤマメも警戒しているので、ほとんど釣れないんですよねーー。

 また、かなり遠い距離でも、人影を見ると、すぐに飛び立って逃げてしまうので、駆除も相当難しいんじゃないでしょうか。

 カワウには、カワウの都合があるとは言っても、もう少し控えめに行動してくれるといいんですけどねーー。

 この問題は、本当に難しいですね(^_^;)。

 那珂川がホームグラウンドですか。私は、今年1回しか行きませんでした(^_^;)。何かいい情報がありましたら、教えてくださいね。


投稿: よっしー→デュークさん | 2010年9月24日 (金) 23時07分

はじめまして。いつも楽しく見させてもらってます。大物たくさんつってますね。
 私はメイン那珂川でやってますよ。

鬼怒川のカワウの件、今日昼のテレビでやってました。
 今、鬼怒川ではカワウが大発生していて、鬼怒川漁協が放流したアユがかなりやられているとのことです。漁協の人がロケット花火などで追い払っているけど、いたちごっこのようです。
 放流したアユが大量にいるため、カワウは増殖する一方で、鬼怒川漁協も頭抱えているそうです。

 カワウの巣が井頭公園の森にあるそうで、毎朝、100羽単位で鬼怒川に魚をとりにいくとのこと。つり人にとっても、困ったものですね  
 ではまた。        

投稿: デューク | 2010年9月24日 (金) 22時01分

>gijie.anglerさん

 こんばんは。

 確かに釣り師の増加という問題もあるのかもしれませんが、私のここ数年の印象では、それほど増えていると感じていません。

 鬼怒川本流に釣行している時に、近くにアングラーがいたことがないんですよねーー。

 もしかしたら、そんな妙なポイントに通っているということかもしれませんけど・・・(^_^;)。

投稿: よっしー→gijie.anglerさん | 2010年9月21日 (火) 23時11分

お晩です!!

終わっちゃいました・・・
これからは、ゆっくりカジカ釣りでも
楽しみます(笑

>ヤマメ様の個体数の減少・・・

やっぱり私もそう思います。
大雨による流れの変化でプールが
なくなるのは仕方ありませんが
あれだけ広い河川敷なぜいじる??
必要があるのか・・・疑問です。

カワウは・・・
私も大空を飛ぶ100羽以上の群
河原で悠々としている群を目撃してますが
良い感じはしませんね~
魚もそうですが私達の天敵ですから・・・
でも追い払うのが精一杯です・・・(涙

もう一つは釣師の増加もあると思っていますが
自分もその1人なんでこのくらいに・・・(笑

また来年も頑張ってスーパー釣るぞ~~!!
では・・・!!

投稿: gijie.angler | 2010年9月20日 (月) 23時48分

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