革靴磨きは、革クリームに限ります~~リキッドクリームでひび割れ発生~~
シーズン中の週末、釣りが忙しくて、おろそかになっていた「革靴磨き」。
汚れが目立ってきても、リキッド(液体)タイプのクリームを塗るだけで済ませてました。
「何もしないより、ましだろう」と思って、これを繰り返していたら・・・・
あろうことか、革の表面にヒビが
よく見ると、リキッドクリームの成分が革の表面に固着して膜ができていて、そこにヒビ割れが入っています。
宇都宮市内のリーガルショップへ、革クリームを買いに行った時、店員さんに聞いてみたところ、「リキッドクリームは使わない方がいいです。リーガルでは、リキッドクリームを使うとひび割れを起こすので、製造するのをやめました。革靴の手入れは、クリーナーで汚れを取った後、革クリームで磨くことをお薦めしています」。
手軽にピカピカになるので気軽に使っていたのですが、リキッドクリームの使い過ぎは、革に良くないようです。
幸い、ヒビは表面だけで、革の中まで入っていなかったので、革クリームでしっかり磨くことにしました。
まずは、革靴クリーナー(【REGAL】TY18 クリーナー、\630)で汚れを落します。
表面にこびりついたリキッドクリームの膜を、プラスチックのヘラで削ぎ落そうとしましたが、しぶとくこびり付いていて、うまく落すことができません。
ここは無理をせず、靴磨きを繰り返しながら、少しずつ落していくこととして、浮いた汚れを布で拭き取ると、革全体がしっとりしてきました。
次は、革クリーム(【REGAL】TY14 シューラスタークリーム)です。
満遍なく塗って、少し置いておくと、クリームが革に、じわーーっ染み込んでいくのが分かります。
1時間ほど経った後、布で軽く磨いて完成です。
革に、余計なものを付けたくないので、ワックスは使いません。
実は、この「週末の革靴磨き」を始めてから、すでに3週間ほど経ちます。
リキッドクリームでこびりついた膜は、まだ半分程度しか取れていないものの、ようやく、革本来の持つ、しっとりとした輝きと滑らかさが戻ってきました
これからは、リキッドクリームを使うのはやめて、革クリームで丁寧にメンテナンスしていこうと思います。
【参考】
革靴の磨き方については、
「リーガルの靴のお手入れのページ」(http://www.regal.co.jp/mame/det08.html)や
「銀座大賀靴工房のページ」(http://www.fight.co.jp/info/polish.html)を御覧ください。
また、「家庭の靴学」(http://www.shoe-riya.com/qa_care_basic.html )も参考になります。リキッドクリームでひびが発生してしまったトラブルも、ここに書かれていました。やはり使わない方がいいようです。
【後日談】
この記事を書いたのが、2011年12月。
その後、ひたすら地道に、1~2ケ月に、1回の「シュークリーナー&革クリーナーの靴磨き」を続けて1年後の2012年12月には、表面の液体クリーナーの皮膜は少しずつなくなってきて、2年後の2013年12月には、ほぼ元通りにすることができました。
完全に、革靴の本来の輝きを取り戻すことができたのは、2年後になります。
| 固定リンク | 0
「48◇ 文具・鞄・靴・時計」カテゴリの記事
- ボールペン「OHTO(オート)・GS02」をジェットストリーム化(2024/11/25)(2024.11.25)
- ボールペン「OHTO(オート)・GS02」に一目惚れ(2024/07/07)(2024.07.07)
- 革靴磨きのクリームを変えてみたら、とってもいい感じです(2023.07.09)
- 新しい革靴(リーガル・ウィングチップ)を買いました(2022.12.04)
- 「ゼブラのシャーボX(ZEBRA SHARBO X SL6)」をジェットストリーム化して使う(2022.04.26)
コメント