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タッパーや収納ケースを使った「お手軽・簡単 カメラ・レンズ保管法」

 ちょっとぐらいなら撮影に影響しないと言っても、レンズやファインダーにカビが生えていると、気分悪くて仕方ないのは、カメラマンならだれでも同じではないでしょうか。

 嫌ですねーー、カビって。

 よっしーは、以前、押し入れに入れっ放しにしておいて、大事にしていたレンズの一面に、カビをビッシリ生やしてしまったことがあって、「二度とこんなことはしたくない」という思いから、試行錯誤を続けて、辿り着いたのが、タッパーや収納ケースを使った「お手軽・簡単 カメラ・レンズ保管法」です。

 ホームセンターなどで安価に手に入る材料で、「湿度計なしの簡易ドライボックス」を作るというものです。

 この方法で保管し続けて20年経ちますが、いまだにカメラやレンズにカビが生えたことはありません。格安で簡単に作れるにも関わらず、効果は抜群です

 ネットで調べてみたら、似たような保管方法について、あまり書かれていなかったので、皆さんの参考になればということで、紹介することにしました。

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【密閉式タッパーを使う方法(容量小)】


 保管するカメラやレンズが少ない場合は、ホームセンターで売っている「蓋にパッキンが施してあって、ロックができる密閉式タッパー」を使います。

 この中に、家の中で普通に使う「防湿剤」と、カメラ店で売っている「防カビ剤」を揃えればOK。

 タッパーの中には、防湿剤と防カビ剤の他に、カメラやレンズを入れることになるので、全て入れられる容量のものを買ってください。

 今回は、キスデジ+ズームレンズ、他にバッテリーや充電器も入れられるよう、密閉式タッパー(8リットル、800円)を、ホームセンターで買ってきました。

 防湿剤は3個パックで148円、防カビ剤は700円、全て込みで1,648円也。

  あとは、この中に、カメラやレンズなどを入れて保管するだけです。

 パッキンが施していないケースしか見つからない場合は、次の「収納ケースを使う方法」と同様に、ビニール袋に、カメラ&レンズと除湿剤、防カビ剤を入れて保管することもできます。

密閉式タッパー密閉式タッパー









密閉式タッパー防湿剤と防カビ剤








キスデジを入れたところ保管状態















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【収納ケースを使う方法(容量大)】


 超望遠レンズなどを保管する場合、容量が大きくなるので、これが入る密閉式タッパーは売っていません。また、大型のドライボックスも。

 よっしーはキャノンのNFD500F4.5Lという超望遠レンズを持っていて、これを保管するために「収納ケース」を使っています。

収納ケースを使った保管 収納ケースにはパッキンが付いておらず(写真のケースには、少しでも密閉状態になるよう、ケースの口のところに、スポンジの隙間テープを貼ってあります)、密閉できないので、ビニール袋に入れることになります。

  超望遠レンズと防湿剤、防カビ剤をゴミ出し用の大きなビニール袋の中に入れて、口をきちんと縛ったものを、収納ケースに入れればOKです。

 棚などに置いておけるなら、ビニール袋に入れただけでも大丈夫かもしれません。

 ちなみに、湿度計を入れて確認したところ、部屋の湿度が80%のところ、2日後、タッパーやビニール袋の中は、湿度は40%になってました。

 一般的にカメラ・レンズを保管する適正湿度は35~50%と言われているようなので、これで十分でしょう。

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【注意すること】

○  容量に応じてケースを変えたり、ビニール袋を使ったりすることになります。ちなみに、よっしーは、収納ケース1個、大きさの違うタッパー4個に、カメラやレンズを保管しています。

○  当たり前のことですが、保管する前には、カメラやレンズは乾いた布で拭いて、レンズクリーナー等できれいに掃除してください。また、カメラは、電池を抜いた状態で保管してください。

○  保管状況によっては、完全にカビの発生を抑えることができない場合もあるかもしれません。保管した後は、時々、カメラやレンズを取り出して様子を確認するようにしてください。

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 こう書いておきながら、もし、保管しているカメラやレンズにカビが生えていたら、人に教える資格なしです。

オリンパス・ペンF  早速、うっかり忘れて3年ほど開けていなかったタッパーの、オリンパスペンFを確認してみました。

  カビが生えていないのはもちろん、シャッターも普通に切れて、快調、快調、OKです。

 カメラ店では、湿度計付きのドライボックスが、2,000円~4,000円で売られています。市販品でも、それほど高価ではありません。

 今回紹介した方法は、ホームセンターで材料(タッパー、収納ケース)を手軽かつ簡単に揃えられるメリットがあって、コストについても、ケース単体で比較すれば、1/3~1/2程度とメリットがあります。湿度計も含めて考えた場合は、人によって判断が微妙に分かれそうです。

 カメラやレンズのカビを心配しながらも、高価な防湿庫を買うのを躊躇している方、さらには、湿度計はなくても、手軽かつ簡単に保管したい方に、
このタッパーや収納ケースを使ったカメラ・レンズ保管」をお薦めします。

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