7年ぶりの請戸川
2011年の東日本大震災で原発事故が起きて、福島原発から20キロ圏内にある浪江町は、放射線量が高く帰宅困難区域になりました。
当然のように、それまで福島県の請戸川で行われていたサーモン・フィッシング(サケ有効利用調査)は中止に追い込まれました。
2016年11月12日(土)、原発事故以来、初めて福島県南相馬市で開催された真野川サーモンフィッシング。穏やかに流れる河口域特有の穏やかな流れは、浪江町の請戸川を彷彿させます。
調査の方は、残念ながら結果(https://yosshy.cocolog-nifty.com/weblog/2016/11/201620161112-44.html)を出すことはできませんでしたが、帰りに国道6号線を南下して、浪江町に立ち寄ってみることにしました。
請戸川に来たのは、2009年11月14日のサーモン・フィッシング(https://yosshy.cocolog-nifty.com/weblog/2009/11/200920091114-4d.html)以来、7年ぶりになります。
請戸川大橋は、掛け替えられていて、下流に当時あった橋の倒れた橋脚が残っていました。
あたりを見回すと、田んぼにはヨシが繁って荒れていて、集落は、瓦礫の撤去が進んでいるものの、壊れた住宅がまだ数軒残っていて、津波の凄まじさを見せつけられます。
立ち入りができるようになって、少しずつ復興の兆しが見えつつありますが、浪江町に、サケ釣りが行われるような賑わいが戻るのは、また先になりそうです。
放射能の空間線量は、浪江町が0.1μSv/h(栃木県宇都宮市 0.04、東京 0.03、大阪 0.03~0.05、愛媛県松山市 0.07 ※原子力規制委員会より・http://radioactivity.nsr.go.jp/map/ja/)と下がってきている一方、さらに南の福島第一原発が立地する大熊町の電光掲示板は、2.9μSv/hを差していました。
放射能被害を受けた地域の厳しい現状を目の当たりにしました。
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