カテゴリー「50◇ カメラ」の31件の記事

20代半ばの女子が、マニュアル・フィルムカメラ「キヤノンA-1」を使うのはアリ!?

 20代半ばになる長女、「お父さん、エモいって知ってる?」。

 「エロイは聞いたことがあるけど、エモいは・・・・(^_^;)」。

 50代半ばのオヤジには、ちょっとハードルが高い。

 ネットで調べてみたら、「エモいとは、エモーショナルな感じがするということ。感情に訴えかけて来るものがある、心が動かされるようだ、情緒を感じる、趣がある、グッとくるというような説明しがたい感慨を述べる表現で、インスタで流行っている」そうです。

 「インスタにアップするのに、エモい写真が撮りたくて、フィルムカメラの「写るんです」を使ったりしているんだけど、フィルム撮影できるカメラとか、お父さん持っていない? 」。

 「あるよ、あるよ・・・、昔使っていたマニュアルカメラ、たくさんあるよ。」

 防湿剤を入れたカメラ保管用のタッパーを出してきました。

 大好きだったキヤノン(CANON)のF-1n、A-1、AE-1Pに始まって、オリンパス・PEN-F、ペンタックスMXなどなど・・・・

 唯一、2台保有していた、「キヤノンA-1」に「NFD28mm、f2.8」を付けて使ってみることになりました。

Img_9295

 ずっしりとした重さも気にすることもなく、マニュアルのピント合わせ、絞りリング、ファインダーの中の表示に興味深々です。 

  まずは使い方。「絞り、シャッタースピード、ISO」の関係を一通りアドバイス。

  さっそく、ネガフィルム「冨士フィルムSUPERIA PREMIUM 400」を買ってきて装填して準備完了です。

  エモい風景写真を撮りたいそうですが、はてさて、どんな写真が撮れるのか(^_^;)
  
 長女が部屋を出ていった後、一人、マニュアルカメラやレンズを手にニヤニヤ。

 いずれのカメラも現役で使えます。

 シャッター音、フィルム巻き上げる感触・・・・

 電池がなくても機械式で動く、キヤノンF-1n、オリンパスPEN-F、ペンタックスMXなんかは、思わず何度もシャッターを切ってしまいました。

 たまりませんね。

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FDレンズ片手に蔵の街・栃木をちょい旅

窓の雨粒 台風の影響で前線が活発になっていて、朝から雨です。

 それでも、この日を逃すと、中々見られないものがあるということで、宇都宮から栃木市に向かいます。

 ちょっと落ち着いた雰囲気で写真が撮りたくなって、カメラはいつものコンデジ(キャノン・パワーショットS95)に、一眼レフのキャノン40D+マニュアルのニューFD28mmも加えました。

丸木俊 絵本原画展 最初のお目当ては、栃木駅前の国学院大学栃木学園教育センターで開催されている「丸木俊 絵本原画展」です。

 「原爆の図」のような怖さはなく、中には「藤代清治」と「川上澄生」と「いわさきちひろ」が混ざったような雰囲気のパステル調のメルヘンチックな絵画も展示されていました。

 帰ってきて、調べてみたら、丸木俊さんが、いわさきちひろさんの指導者だったことが分かって、一人納得です。
ALWAYSカマヤ
 せっかく栃木市に来たので、街中を散策することに・・・

 駅前の通りでは、あいにくの雨模様にも関わらず、一部を歩行者天国にしてイベントが開かれています。

 お疲れさま~~~

 以前、来たことのある「ALWAYSカマヤ」でランチです。

ハヤシライス
 ここに来たら、やはりハヤシライスでしょう。

 地元産のトマトと、とちぎ和牛の入ったこだわりの一品に、妻もご満悦。

 ごちそうさまでした(^_^)

 フォーカスレンズをクルクルを回しながら料理を撮影していると、フィルムで撮影した頃のことを思い出して、店内のレトロ雰囲気と相まって、懐かしい気分になりました。
ハヤシライス
 たまに、マニュアルレンズで撮影するのもいいですね。

【ALWAYSカマヤ】
所在地:栃木県栃木市万町15-25
電話 :0282-22-0457
HP :https://www.tochinavi.net/spot/home/?id=7623(栃ナビ)

キャノン40D+NFD28・F2.8
【撮影データ】
 「NFD28F2.8」+「FD-EOSアダプター(近代インターナショナル)」+「キャノン EOS40D」。
 絞りF2.8~5.6、絞り優先AE、評価測光。
  焦点距離は63mm(=28mm(レンズ)×1.4(アダプター)×1.6(EOS40D))

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カメラ女子誕生!

 今年2月にドイツ留学から帰ってきた大学生の長女(22歳)が、一眼レフカメラに興味を持ち始めました。

  海外で、一眼レフやミラーレスのデジカメで撮影している外国の女性に出会った影響のようです。

  スマホのカメラでは撮影できない、背景がボケている写真がたまらないのだとか・・・

 「みんな、どんなカメラ持っていたの?」。

 「ミラーレスを持っている人が多かったよ。新しいの買った方がいいのかな~~~」。

  最初から新品を買ってしまうというのもあるかもしれませんが、父(よっしー)譲りの飽きっぽい性格(^_^;)なので、まずは無難に中古から。

EOS Kiss Digital  こんな時のために、大事に保管しておいたデジ一眼「EOS Kiss Digital」を、ケースから引っ張り出してきました。

 グリップのゴムの部分が加水分解し始めていて、少しベトつく感じがあるものの、機能的には全く問題なし。まだまだ現役復帰可能なコンディションです。

 ボケボケの写真が撮れるよう、キャノンのEFレンズで、最もコストパフォーマンスに優れる「Canon EF50mm F1.8Ⅱ」をヤフオクで落札して、一緒にプレゼントしてあげました。

  レンズは、パンケーキ型の「EF40mm F2.8 STM」という選択もほんのちょっと頭の中をよぎりました。それでも、写真を本格的に始めれば、明るくポートレートに優れていて、安価に入手できる「Canon EF50mm F1.8Ⅱ」は絶対ほしくなるレンズですので、こちらをチョイスしました。

  長女にメモを用意させて、絞りとシャッタースピードの関係から始まって、絞りの効果(被写界深度)、絞り優先モード、露出補正、ISO、WBなどの基本的な使い方を30分ほど説明。

 さすがに現役の学生で勉強しているだけあって、飲み込みが早い。

コーヒーカップ 次は「実践」です。

 まずは、絞りを、開放(F1.8)からちょと絞ったF2.8にして、テーブルのコーヒーカップを試し撮りさせてみました。

  スマホでは撮れない、背景がきれいにボケた写真に、長女も大喜び!

  目がキラッキラと輝いています。

  このリアクション、表情なら、「カメラ女子 誕生」も間違いないでしょう!

 教えている、こちらの方も、写真を始めた頃のウキウキ感が蘇ってきました。

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中古のCanon Power Shot S95を購入

 2016年9月18日(日)、鬼怒川上流の渓流で水没させ故障した「Canon Power Shot S110」のピンチヒッターとして使ってきた「Canon Power Shot S40」。

Canon Power Shot S95(キャノン・パワーショット S95) 実効ISO感度が400で、手ブレ補正が付いていないということで、風景写真以外は、どうしてもブレブレの写真になりがちです。

 渓流で釣った魚をきれいに撮るには、ちょっと辛そうです。

 この数ケ月悩みに悩んだ挙げ句、機能性と、中古でお値段1万円ちょっとに誘われて、「Canon Power Shot S95(キャノン・パワーショット S95)」を買っちゃいました。

 S110から、二世代前の古いコンデジになりますが、開放F値が2.0で、広角28mm、そして何といっても絶対的に信頼を寄せているキャノン製。

  実際に室内で撮影してみても描写性能は文句なし。大満足です。

  頼もしい相棒が加わってくれました。

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コンデジのピンチヒッター「Canon Power Shot S40」

 2016年9月18日(日)、鬼怒川上流の渓流で水没させ、故障してしまったコンパクトデジタルカメラ「キャノン・パワーショット S110(Canon Power Shot S110)」。

 シャッターはきれるものの、写真が白っぽくなってしまい、復旧見込みはありません(https://yosshy.cocolog-nifty.com/weblog/2016/09/canon-power-sho.html)。

 さて、代わりをどうしましょう。

 新品を買うか、それとも中古で我慢するか・・・と悩みつつ、以前使っていたオールド・コンデジを保管ケースから引っ張り出してきました。

 「Canon Power Shot A20」と「Canon Power Shot S40」。

Canon Power Shot A20 Canon Power Shot A20は、単三電池4本で起動してくれるので、車のダッシュボードに非常用として常備しているもの。

 200万画素で、撮影モードは、プログラムやオートなどに限られ、絞り優先はありません。

 20数年前、今のような多機能のコンデジがなかった当時、子供たちのスナップにバシバシ活躍してくれましたが、今の時代では、非常用ならともかく、普段使いにはちょっと厳しい感じです。



Canon Power Shot S40 一方のCanon Power Shot S40

 バッテリーが使えなくなっていたので、サードパーティ(1000円弱)のものを取り寄せて撮影してみたところ、これが意外といけます。

 400万画素をあなどるなかれ。映りもきれいで、十分実用に耐えられるレベルです。

 Sシリーズということもあって、大好きな絞り優先モードも付いています。

 ただ、ISOの範囲が、50~400までしかないので、少し暗いところでは、手ブレしやすくなるのが欠点です。

  室内で撮影してみると、S110なら、きれいに撮れていた写真が、S40だとブレブレになってしまいます。

 S110は、手ブレ補正機能(IS)が付いていることに加え、ISOのオート設定で、1600まで対応できますし、マニュアル設定なら、ISO 6400や最大12800まで、さらに感度を高めることができて、暗い室内でも、ほとんど手ブレすることがありません。

  とは言っても、新しいコンデジを買う余裕もありません。

 昔やっていた、腕や体を壁に押しつけてカメラを固定する方法を思い出しながら、体を使ってフォローすることにして、しばらく、このオールド・コンパクトデジタルカメラの「Canon Power Shot S40」をピンチヒッターとして使ってみようと思います。

  室内で撮影していたら、以前、キャノンのマニュアル・カメラ「F-1」と、NewFD28mm/f2.8レンズを組み合わせ、ASA100のリバーサルフィルム「RDP」をセットして、野鳥や風景を撮影した頃の手ブレ防止に神経を使っていた頃のことを懐かしく思い出しました。 

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水没したコンパクトデジタルカメラ「Canon Power Shot S110」の顛末~~撮影すると白っぽくなって使えず~~

【2016年9月18日(水没させてしまった日)】

 2016年9月18日(日)の鬼怒川上流の渓流で、誤って水没させてしまったコンパクトデジタルカメラ「キャノン・パワーショット S110(Canon Power Shot S110)」(https://yosshy.cocolog-nifty.com/weblog/2016/09/201645cmin-2016.html)。

 水没していた時間は、およそ3分ぐらい。カメラを入れておいたケースのチャックが空いたままだったので、ほぼ完全に3分間、水に浸かったことになります。

 その場で、SDカードとバッテリーを抜き出して、タオルで拭いて、ざっと水分を取り除きました。

 自宅に戻って、SDカードを確認してみたところ、撮影したイワナの写真は無事でした。SDカード自体、書き込み、読み出しが普通にできます。意外と頑丈にできているんですね。

 一方の、デジカメの方。

  バッテリーを入れて、電源を入れてみましたが、うんともすんともいいません。

 バッテリーを抜いて、ドライヤーで20分間ほど温めた後、ビニール袋に、乾燥剤と一緒に入れておきました。

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【9月19日(1日後)】

 翌日、9月19日(月)の朝、乾燥剤ではいまいちではないかと、再び、ドライヤーの温風・弱モードで、少し距離を離して、時々、休みながら、総時間で30分ほど、温めて内部の水分を飛ばしました。

 温風を当てていると、カメラ本体が高温になって、手で触るとアチチって感じです。

 内部に入り込んだ水を早く飛ばさないと、サビが出てきて、余計回復困難になると思い、熱で多少の問題が起きることを承知で、とにかく水分を飛ばすことに専念しました。

  正午から外出する予定があったので、ドライヤーではなく、使い捨てカイロを上下に当て、カメラを挟むようにして、温めることにしました。

 9月19日(月)の午後4時、自宅に戻って、カメラにバッテリーとSDカードを入れてみたところ、ようやく「起動」しました。

 水没後の初めて反応。そして、写真もなんとか撮影できます・・・が、液晶画面は、ボヤっとしていて画像が全く映りません。また撮影した写真をパソコンで見ても、真っ白で、何も映っていません。

  おそらく、水分がまだ内部にあるのでしょう。再び、ドライヤーで温めることにしました。

水没した後、乾燥させた「Canon Power Shot S110」 ドライヤーで温めるのは、水分を早く飛ばせる反面、高温になり過ぎると、基盤や配線を痛めてしまう可能性があります。どの程度の高温までカメラが耐えられるのか分からないので、このあたりは、完全に勘です。

  しばらくドライヤーで乾かした後、レンズをルーペで見てみると、内部のレンズの中心に小さな曇りのようなものが付いているのを発見。

  「曇り」なのか「水滴が乾燥してしまった後の汚れ」なのか、よく分かりません。

 写真を撮影してみると、何とか映るようになりましたが、絞り開放のF2.0から、絞りをF4、F5.6、F8と絞るほど、霞がかかって白くぼやけた写真になります。

 全て確認した訳ではありませんが、この時点で電気系統の機能はほぼ復活、問題はレンズの曇りだけです。

 液晶がまだらになっていますが、写真がきれいなら問題ないので、気にしないことにします。

  ひとまず、ビニール袋に、乾燥剤と一緒にカメラを入れて、様子を見ることにしました。

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【9月24日(6日後)】


 乾燥剤の入ったビニールから取り出すと、レンズの中に入った曇りの大きさや形に変化はありません。ルーペで拡大して見ると、どうやら乾燥した後に残った水滴の痕のようです。

  まだらになっていた液晶は、内部の水滴が原因だったようで、しっかり乾燥したおかげで、元通りの綺麗な画像を表示できるようになりました。

水没した「Canon Power Shot S110」で撮影した白っぽくなった写真(F8、1/5、ISO:1600、焦点距離35mm、三脚使用)  その他の機能は、一通りチェックしてみましたが、ほとんど問題ありません。

  肝心の写真映りですが、絞り開放f2.0から、絞りをF4、F5.6、F8と絞っていくと、相変わらず、霞がかかって白くぼやけた写真になります。

  レンズの汚れだけでは、こんなにならないと思いますので、おそらく、内部のCMOSセンサーに着いた水滴が乾燥した後に、汚れが付いてしまっているのでしょう。

 こんな調子では、ちょっと使えません。

  次なるカメラを物色したいけれど、最新のコンデジは結構高いし・・・

  悩みは続く・・・

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長女の成人式で一生ものの写真を手に入れる

上野東京ライン2016年1月10日(土)、家族で、青春18きっぷを使って、東京に行って、東京国立博物館の特別展「始皇帝と大兵馬俑」を見たり、神保町の古書店街をぶらついたり、大宮駅のルミネでショッピングしたり・・・

 思いっきり都会で遊んで家に帰る快速ラビット(JR宇都宮線)の中で、妻が一言、「明日の成人式、着付けした後、家に戻ってきたら、写真お願いね

 ドキッ、すっかり忘れていました

東京国立博物館の特別展「始皇帝と大兵馬俑」 家に戻って、愛用の一眼レフ、キャノン「EOS40D」に「EF50mm F1.8Ⅱ」をセットして、バッテリーをフル充電。

 機材はOK。お次は、なんと言っても大事なのが「撮影場所」です。

 直射日光を避けた室内。

 カーテンの窓越しなどで、柔らかい光りが差し込む場所、しかも壁の色が背景に適したポイントはどこか・・・
 
 成人式の当日、まだ真っ暗な早朝、美容室へ出かけた長女が着付け終えて、戻ってきたのは午前7時過ぎ。

 朝食を食べた後、午前8時から撮影開始です。

 日が昇ってくるまでの間、部屋の中が薄暗くて、室内での撮影を諦めようかと思った時もありましたが、我慢して待っていたら、真っ青な青空・快晴の天気が、やわらかい朝日を運んできてくれました。

成人式  時々、休憩を入れつつ、シーツを敷いた床の上で、椅子に座ったり、立ったりしながら、1時間ほどじっくり撮影。

 結局、フラッシュは使いませんでした。

 総カット400枚のうち、パソコンを見ながら、妻と一緒にセレクトしたベストショットは「20枚」。

 少し赤みがかった朝の優しい光に包まれた、一生もののメモリアル・フォトを手に入れることができました。

 天気や撮影場所に恵まれた運に加え、普段、水辺でイワナやヤマメ等のトラウトの写真を撮影して、少しずつカメラの技術を磨いてきたことが良かったようです。

 釣り好きオヤジも、たまには役立つことがあるんですよね

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コンパクトデジタルカメラ(キャノン Power Shot S110)による「打ち上げ花火の撮影法」

コンデジで撮影した宇都宮花火大会の打ち上げ花火

 2014年8月9日(土)、宇都宮花火大会で、コンデジ「キャノン パワーショット S110」を使って打ち上げ花火を撮影してきました。

 

 私なりに満足できる写真が撮れましたので、その方法を紹介したいと思います。

 


コンパクトデジタルカメラ(キャノン Power Shot S110)による「打ち上げ花火の撮影法」

 

【カメラの設定1(お手軽設定)】

 

 難しいことを考えずにお手軽に花火を撮影したいという方は、撮影モードを「SCNモード」にして、「打ち上げ花火」に設定してください。

 何枚か撮影してみましたが、失敗も少なく、初めての方にはこの方法をお薦めします。

 

【カメラの設定2(ちょっとカメラに詳しい方の設定)】

 

 カメラ設定を自分でしたい方は、次の方法でやってみてください。

 

コンデジで撮影した宇都宮花火大会の打ち上げ花火 よっしーは、今回、ほとんどこの方法で撮影しました.シャッタースピードを微妙に変えて、効果を確認できるのが利点です。

 

○ 撮影モードは「マニュアル(M)」。絞り「F8.0」、シャッタースピード「2秒」に設定。打ち上げの痕跡を長めに取り入れたい時は、シャッタースピードを「2.5秒~3秒」に変えました。

 

○ ISO感度は「80」

 

○ フラッシュは「発光禁止モード」


○  ホワイトバランスは「オート(AWB)」

 

○ ピント合せは「マニュアル・フォーカス(MF)」にして「∞(無限遠)」に設定します。オートフォーカスを効かせてしまうと、ピンボケ写真ばかりになります。また、セーフティMFは「切」にしてください。

 

【カメラ以外に必要なもの】

 

○ 三脚
  シャッタースピード2秒での撮影になりますので、三脚を使わないとブレブレの写真になってしまいます。カメラをしっかり三脚に固定してください。

 

コンデジで撮影した宇都宮花火大会の打ち上げ花火○ 予備のバッテリー
  花火の時間は19時30分から21時まで。途中30分休憩があったので、実質1時間ほどでした。

 

 撮影が始まるとカメラの電源をオンにしっぱなしになりますので、予備のバッテリーを持参した方が無難です。

 今回は行く前に満タン充電したので、予備を使わずに済みました。

 

【撮影方法の実際】

 

○ 周囲に街灯などの明かりがない暗い場所に陣取り、三脚にカメラを設置します。

 

○ 花火までの距離に合せてズームを設定します。今回は、主に85㎜~120mmで撮影しました。

 

○ シャッターボタンを押したら、カメラから手を離して、ブレを防ぎましょう。シャッターボタンを押してから2秒間、露光されます。

 花火が打ち上がって、上空で花火が開く少し前にシャッターを押すと、打ち上げの痕跡と花火が映って、いい写真が撮れます。

 シャッターを押すタイミングをいかに掴むかが、最も大事なポイントです

  花火大会が始まったら、何度も撮影して、少しでも早く身につけるようにして、終盤のクライマックスに備えましょう

 

コンデジで撮影した宇都宮花火大会の打ち上げ花火【撮影結果】

 

 はじめのうちは、シャッターを押すタイミングが早すぎて、打ち上げの痕跡ばかりでしたが、馴れてきたら、いい感じで撮影できるようになりました。

 

 撮影枚数は60枚。うち満足できる写真は15枚。コンデジでの撮影にしては十分ではないでしょうか。

 

 

【写真を重ねて賑やかな写真にレタッチ】

 

 コンデジの場合、バルブ撮影ができないので、花火を単発でしか撮影することができません。

 

 少し寂しい感じなので、GIMP2というフリーのレタッチソフトを使って、複数の写真を重ねて賑やかにしてみました。

 

 レタッチの方法は、こちらのサイト(http://www.antaresdigicame.org/photo_gallery/camera/camera88.html)をご覧ください。

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コンパクトデジタルカメラ(キャノン PowerShot S110)にフィルター(PLフィルター&MCフィルター)を装着する改造・自作の方法

 釣りや山登りなど、外出する時にいつも持ち歩いているコンパクトデジタルカメラ「キャノン Power Shot S110」。

 写真の写り、デザイン、機能、いずれも文句なしで、気に入って使っているのですが、唯一の悩みは、釣った魚や大自然の素晴らしい風景を撮影する時に、PL(偏光)フィルターが付けられないこと

  また、魚のクローズアップ撮影する時に、魚が暴れて、カメラに水しぶきがかかってしまうことがあるので、レンズ前面に水滴が入らないようプロテクト・フィルターが付けられると助かります。

 とは言っても、コンデジの場合、キャノン製に限らず、レンズ前面にフィルター装着のネジ山が切ってあるものはほとんどありません。

  仕方ないと諦めていたところ、最近、「Canon Power Shot  S110」に、フィルターを取り付ける専用アダプターが販売されていることを知りました。

 「レンズメイト パワーショット S120/S110/S100/S95/S90専用 37mmフィルタークイックチェンジアダプター(5,985円)」(http://oriental-hobbies.com/fs/camera/lensmate0000006000060)です。

 構造は至って簡単。

 カメラのレンズ前に、アダプターを付ける台座を両面テープで接着して、その上に37mmのフィルターホルダーを取り付けるというもの。

 3,000円程度なら、すぐにポチッとしちゃったのですが、値段(5,985円)の高さにマウスを押す指先が止まってしまいました

 もしかしたら、個人で改造している人もいるかも? とネットで探してみたら、いろいろと工夫してPLフィルターを付けたコンデジで撮影を楽しんでいる方がいることが分かりました。

 ならばと、部品を取り寄せて、自分でやってみたら、意外と簡単に自作することができました。

 なるべく身近にあるものを使うことにしたので、新たに購入したものは、ステップアップリング(525円)のみと、お財布にもとっても優しく、大幅に節約できました。

 道具類が揃っていない場合、金属ヤスリや両面テープ等を購入する必要がありますが、それでも大した出費ではありません。

 ハクバのPLフィルター(1,527円)、レンズガード(1,000円)と合せて、3,000円程度で、PLフィルター付きのコンデジを手に入れることができました。

 ちなみに、キャノンのPowerShot パワーショット (S120/S110/S100/S95/S90)なら、いずれの機種でも、全く同じ方法で改造できます。

  是非、みなさんもチャレンジしてみてください。

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コンパクトデジタルカメラ 「キャノン Power Shot S110」にフィルター(CPLフィルター&MCフィルター)を装着する改造・自作の方法


   ~~~ 【ポイント】 ~~~

○ 適正サイズのステップアップリングを選定(Power Shot S110には「25mm→37mm」がベスト)して、レンズとフィルターを近づけて設置する

 取り付けるフィルター径が小さいと、写真の四隅が黒くなる、いわゆる「ケラレ」が発生します。

 ケラレを発生させない、レンズの鏡胴より大きめのステップアップリングを選びましょう。

 今回は、市販品(http://oriental-hobbies.com/fs/camera/lensmate0000006000060)の37mmに合せたので、この点、悩むことはありませんでした。

 他メーカーのコンデジの場合、ステップアップリングのフィルター径の最大は、カメラを立てた時にフィルターの下側が、カメラの底面を超えない範囲(デザインを考慮すると、あまり大きくない方がいいですね。

 小さすぎるとケラレの心配が出てきます)にして、カメラ側のステップアップリングの径は、前面のレンズを塞がない少し大きめの径を選んでください。

 この改造では、ステップアップリングの選定が重要なポイントになりますので、事前によく下調べしてください。

  ステップアップリング自体、それほど高価ではないので、間違ってしまっても、買い直せばいいと考えれば、気楽にチャレンジできると思います。失敗は成功のもとですね。

 フィルター径は、機能性を損なわない程度に、大きめのサイズをチョイスして、フィルターをレンズとなるべく離さずに取り付けるのがポイントです。


○ ステップアップリングのカメラ側のネジ山は全て削る

 レンズとフィルターの距離をあけないで、正しくPL効果を発揮させるため、ステップアップリングのカメラ側のネジ山は徹底的に削るのがポイントです。

 また、ステップアップリングの削る面は、様々な方向から削って、平らになるようにしてください。

 ネジ山がなくなってからも、強度不足にならない程度に削り込んで、レンズとフィルターがなるべく離れないようにしてください。


○ 両面テープの粘着力は「普通」で十分

 後で外す場合もあることを考えると、粘着力は「普通」のもので十分です。


 外れたら、また付ければいいのです。

 強力なテープは、厚み(1~1.2mm)があるものが多く、その厚さがフィルター面を前にしてしまうため、ケラレの原因になってしまいます(失敗談を参照)。


   ~~~ 【新たに購入したもの】 ~~~

○ ステップアップリング( 25-37mm)

 楽天(http://item.rakuten.co.jp/kenko-k/4961607510681/)で「KENKO ケンコー デジカメ用ステップアップリング 25mm-37mm(525円
送料込)」を購入。


 フィルター径は、市販品の37mmに合せました。

 台座部分になる、カメラ側の内径は、レンズ面を塞がない程度の「25mm」にして、25mm→37mmのステップアップリングにしました。

○ PLフィルター(37mm)、レンズガードフィルター(MCレンズガード、 37mm)

 

 アマゾンで「HAKUBA 小口径用サーキュラーPLフィルター CF-CPL37D(1,527円)」と、「レンズガードフィルター(ハクバ、MCレンズガード、 37mm(854円)」を購入しました。

 



   ~~~ 【身近なもので用意したもの】 ~~~

○  両面テープ(粘着力:普通)


 「カメラのレンズ鏡胴」と「ステップアップリング」を接着するのに、自宅にあったごく普通の「再生紙両面テープ ナイスタック NW-20(20mm×10m、粘着力:普通」を使います。

○ 工具類 その他

 金属ヤスリ、紙ヤスリ(1500番)、カッター、カメラ清掃用アルコール(オリンパス EEクリーナー等)。


   ~~~ 【具体的な改造・自作の方法】 ~~~

(1) ステップアップリングのカメラ側のネジ山の削り取り

ステップアップリングのカメラ側のネジ山の削り取りネジを全て削り取ったステップアップリング







 ステップアップリングのカメラ側のネジ山を、金属ヤスリの上でゴリゴリ削ります。

 削る時は、均一な平面になるよう、時々、持ち変えながら行ないましょう。

 ネジ山を全て削り取ってしまっても、レンズとフィルター面の距離をあけないため、強度不足にならない程度に、さらに削り込んでください。

 今回は、ステップアップリング側の台座となる部分の厚みは、1mm程度になってました。

 金属ヤスリで削った後のバリは、紙ヤスリなどで、きれいに取り除きます。


(2) ステップアップリングのカメラレンズ前面への接着

ステップアップリングを装着
 カメラのバッテリーを抜いて、レンズ前面の接着面をカメラ洗浄用アルコールを付けたティッシュできれいに拭いて油分を取り除きます。

 ステップアップリング側の接着面も同様に拭いてください。

 次に、バッテリーを挿入して電源を入れた後、レンズを前面に出して、再度、バッテリーを抜きます。

ステップアップリングを装着 カメラレンズ前面のレンズ窓の周囲に、小さく切った両面テープをグルッと一周貼り付けます。

 レンズの上から、ステップアップリングを、上下左右がずれないように載せて、軽く押して接着。

 この一連の設置法は、販売品の「レンズメイト パワーショット S120/S110/S100/S95/S90専用 37mmフィルタークイックチェンジアダプター」のページhttp://oriental-hobbies.com/fs/camera/lensmate0000006000060に動画が掲載されていますので、参考にしてください。

PLフィルターを装着したキャノン パワーショット S110(3) PLフィルターの装着(完成)

 最後に、ステップアップリングの先に、PLフィルターを付けて完成です

 この時、四隅にケラレがないか確認してください。

PLフィルターを装着したキャノン パワーショット S110
 ケラレが発生している場合は、レンズとフィルターの距離を縮めるため、ステップアップリングをさらに削り込んでみてください。

 それでもダメな場合は、フィルター径が小さいことが原因なので、フィルター径の大きなステップアップリングを購入して再チャレンジです。

(4) PLフィルターの効果~~焦点距離は35mm以上で使う~~

 肝心のPL効果ですが、24~35mmの間では、広角になるため、どうしても片効きになってしまいます。

 レンズを青空に向けて、PLフィルターのリングをクルクル回すと、PL効果がでている部分は一部であることが分かりますし、撮影した写真を見れば一目瞭然。青い色にムラが出ているのが分かります。

 24mmの広角側から、35mmまではムラになるのですが、35mmから望遠になると、ムラが出にくくなってきます。

  メーカーが、PLフィルターを付けるためのオプションが発売しないのは、おそらく、これが原因と思われます。

 広角にも対応するPLフィルターが登場してくれればいいのですが・・・。

 PL効果の効いた写真を撮影するためには、焦点距離を35mm以上(できれば50mm以上)にしてください。

(5) フィルターを装着した撮影の実際
     ~~「レンズガードフィルター」と「PLフィルター」を使い分ける~~

 

 釣ったトラウトを水辺に置いて撮影していると、魚が飛び跳ねて、水しぶきがレンズに付くことがあります。カメラに水滴が付くのが嫌で、思い切り近づけないんですよね。

レンズガードフィルター(ハクバ、MCレンズガード、 37mm)を付けたキャノン PowerShot S110

 

 

  そんな時でも、レンズガードフィルター(ハクバ、MCレンズガード、 37mm)を付けていれば、レンズとレンズシャッターの間に水滴が入ることはなく、安心してレンズを魚に向けることができます。

   「通常は、レンズガードフィルターを付けて撮影。水面の反射を防ぎたい時などは、PLフィルターに付け替える(焦点距離は35mm以上で使用)」と使い分けるのをお薦めします。



  ~~~
おまけ 「ステップアップリングを外す方法」 ~~~


   しっかりした糸(釣り用ナイロンライン3号など)を、両面テープで接着した部分にぐるっと一回りして、糸の両端を強く引っ張ると、糸が両面テープに食い込んで、ポロッと外すことができます。

 両面テープの粘着性が「強力」タイプだと、中々外れませんので「普通」にしてください(失敗談を参照)。

 レンズ前面やステップアップリングに付いた両面テープの粘着部の残りかすは、「オリンパス EEクリーナー」で拭くと、きれいに取り除くことができます。


   ~~~ 【失敗談】 ~~~

 カメラとステップアップリングを接着する時に、しっかり固定した方がいいだろうと、強力両面テープ「3MのScotch 超強力 プレミアゴールド 自動車内装用 両面テープ(幅15mm、厚み1.1mm)」を使ったところ、接着したまでは良かったのですが、テープが、厚みのある粘着性のあるゴム状なので、フィルター面が前に移動して、ケラレが発生してしまいました。

 あわてて外そうとしたら、今度は、接着が強すぎて、なかなか外れず。

 少し力を入れたら、レンズの鏡胴部分が、カメラ本体からスポッと抜けてしまうトラブル発生

 切り離した後、鏡胴を再度カメラにセットし直したら、特に問題なく動作して、ほっと一安心です。

 どうやら、レンズの鏡胴は、ほんのちょっと接着しているだけのようです。

 あぶない アブナイ 

 改造で使う両面テープは、普通のタイプにして、強力なタイプを使わないようにしましょう。

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買って納得、大満足「キャノン EF 50mm F2.5 コンパクトマクロ」

キャノン EF 50mm F2.5 コンパクトマクロとEOS40DYSミノー









 以前から、気になっていた、「キャノン EF 50mm F2.5 コンパクトマクロ」、ついにヤフオクでポチっちゃいました。

 1976年発売の超ロングセラーレンズということもあって、オートフォーカスが遅くて「ジーー、ジーーー」言ってますが、それを差し引いても「手頃な値段(中古12,000円)」、そして「写りの素晴らしさ」は余りあります。

 寄れて、ボケもきれいな、0.5倍のハーフマクロ。被写体は主に釣った魚なので、これで十分。

  買って納得、大満足です。

  来年、フィールドでヤマメやイワナの写真を撮影するのが楽しみです。

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